ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

ドクとイカロスの翼

近藤元治氏が10年の歳月をかけた本『ドクとイカロスの翼』が出版された!
近藤先生は、京都府立医科大学の名誉教授で、
今は千春会ハイパーサーミアクリニックのお医者さんで、
私のお友達でもある。

これまで、ドクターのドクが活躍するシリーズ
『ドク : 赤ヒゲ登場』
『ドク ガンと闘う』
を刊行しておられた。

今回発刊した『ドクとイカロスの翼』には「ドク」と「僕」が登場する。
「僕」とは、近藤先生ご本人。
「僕」の祖先に、日本で初めてパイロットになった「近藤元久」さんという人がいて、
その生涯を「ドク」が調べていくという、半分ドキュメンタリーなあらすじ。

明治時代の日本人移民状況、カーチス社の草創期やアジア情勢
英語の隠語
ハイパーサーミア(温熱療法)という治療法
京都や松山の観光、グルメガイドなど、内容もりだくさん。

元久さんはパイロットとして日本に凱旋する直前、テスト飛行中に28歳で墜死した。
八幡の飛行神社にも祀られているとか。

私は読むのが遅いので、『坂の上の雲』は2巻で止まっているけど、
『ドクとイカロスの翼』は、5日で読了した。
大垣書店に平積みされているそうです。
『ドク』シリーズと合わせて、読んでみてみて!