ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

白馬の王子

今日のニットキャップ 稽古場日誌にも書いたけど
今の我々は、稽古場ジプシー。

京都を東へ北へ、山の上へ通っている。
ただ、ありがたいことに、
客演女優陣には、車の送迎がある。

私はこれを「白馬のお迎え」と呼んでいる。
王子様は「姫君へ」と着く前にメールをくれる。

「姫君へ 今日は残業なので遅れます。自力で行ってください」

とかね。
深泥池はミツガシワの白い花が一面に咲いて、とってもきれい。
心霊スポットだけど、まるでモナコの海岸線。

白馬はガタガタ揺れるし、
王子様は時々間違えて「お母さん」と私を呼ぶし、
降りたら小道具を運ばないといけないけど、
要は気の持ちよう。

もうすぐしたら、じゅんさいの葉っぱが水面を覆うはず。
王子、明日は荷物が多いんやけど、迎えはなしかなぁ・・・?