ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

幸せになる力

いいな、という文章があったので引用します。
清水義範という作家が『幸せになる力』という著書を出版する時に書いた文。
一部抜粋です。

======
子どもにあってほしいのは、幸せになる力である。
たとえばそのひとつが、自分に自信が持てて、自分を好きでいられる、
というような生きる上での力だ。
学力なんかより、そういう力を子に持たせたいではないか。
うまく社会の中で生きていく力もほしい。
障害にぶつかった時に、それを乗り越える力もほしい。
人間はひとりひとり別物なんだ、とわかっている想像力もほしい。
そういう力こそ、幸せになる力であり、親が子どもにつけてやらなければならないのはそれなのだ。
======

これは子育てに関して語られた言葉なんだけど、
「人間はなぜ生きるか」にも通じる文章だと思う。
幸せは「なりたい」ものではなくて、「なる」ものなのだ。
あぁでも、大人になっても
幸せになるのはなかなか難しい。
力が必要だ。柔らかくて強い力。
隣の芝生はいつも青く見えるからね。