ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

落とし玉

実家に帰る途中、駅の階段にぽち袋が落ちていた。
前を歩いている人が振り向き、
私も気がついたが
お見合いして、どちらも拾わなかった。

誰かのお年玉やろなぁ。
せめて駅員に届ければよかった。

「拾わなかったのは、自分にやましいところがあるからや」
と、父親にずばり指摘された。
そう言われれば、
(どちらが懐に入れるか)みたいな視線の戦いがあったもの。
心が澄んでいれば、素直に拾えたはず。

今年の”後悔初め”です。