友達を招き、餃子パーティー。
料理の味って、非常に愛情に左右される。
ラブラブの時に作る料理は(どうしてこんなに!)ってほどおいしいが
恋愛晩年に作る料理の、見事に味気のないことよ。
今日の客人2人は中学からの長い付き合い。
電話をかけてきても、名前を名乗らず「わたし」と言う。
彼女らには今回の引越しで大変お世話になった。
「コンサルタント料をくれ」と言われたけれど、この晩餐でごまかすつもり。
愛情をこめて白菜をみじん切りする。生姜を卸す。
3人で机を囲み、このたび引越しで見つかったユーミンのベストをかけた。
「この茄子おいしいやん。ひめの得意料理にしいや」
と言われた。
いや得意料理やから作ったんやけど・・・。
デザートの柿は、友達が剥いてくれた。
6個もあったので、
残ったサラダと一緒に”柿なます”にしてくれた。
「さっぱりおいしい。料亭みたい」と言うと
「料亭に失礼やで」と言われた。
20年来の付き合いだから知っている。
彼女らは愛想がないけど、心の中は愛情がいっぱいなのだ。
ね!
(ここまで書くと、嫌味かしら・・・)