ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

猫の呪い

橋の下で猫おばさんに会った。
「ホーホー」と自転車でやってきて、餌をやる。
猫おばさん曰く
「この橋からもうひとつ上流の橋まで、野良猫が44匹いる」そうだ。

おばさんは、お年頃になった猫達に避妊手術を受けさせるらしい。
耳が切られているのは、手術した証。
風邪をひけば、病院にも連れて行く。
猫同士も相性があり、チームによってご飯の時間が違うため、
一日に何度も餌をやりに来るらしい。

こないだ猫を捨てに来た親子が、その後チワワを飼ったそうだ。
じきに娘が亡くなり、親は半身不随になった。とか。

猫を土管に捨てたM社の偉いさんは
耳が聞こえなくなり、会社をクビになったとか。
あまりに家族に不幸が続くので
拝み屋さんに見てもらったら「猫を捨てたでしょう」と当てられ、
その後、猫おじさんになったとか。

「猫は恨みの深い生き物え」だって。
まるでホラー。
おばちゃんと別れてから、涼しくなったよ。