ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

日本人のココロザシ

男のきもの「えいたろう屋」の張田社長とお茶を飲む。
張田さんはまだ若いけど、やり手だ。
呉服業不振の時代に新しいブランドを立ち上げて、
なかなか評判なお店に発展させている。

彼の話も興味深い。
今日は「『お金のため』か『世の中のため』か迷ったら、
絶対『世の中のため』に進むべき」
と言っていた。
張田さんのココロザシは、「日本文化を次世代に残す」ことらしい。
「この60年くらい、3S(school,free sex,screen)政策によって、
日本はずいぶん思想をアメリカ化されてしまった。
僕らはもうあかんかもしれんけど、子供達に選択肢を残しときたいねん。
ほんで、ゆくゆくはアメリカを日本化する。
でもバレんようにやで。
『これは元々俺らの思想や』とアメリカ人に思わせるくらいに巧くやらなあかん」

というような話を聞いた。

「平成女鉾も”祇園祭に参加する”なんて、小さい事言うてたらあかんで。
もっと世の中に役立つ目標を持ちや」
と言われた。
平成女鉾清音会の事務局長が
「では、宇宙平和を目指します」と言った。
祭は、平和と活性をもたらすもんね。

*ただいまJR各駅にある祇園祭パンフレットに、私が写っています。
よろしければ見つけてみてくださ~い。