ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

闇光る

遊劇体『闇光る』を観に、芸術センターへ。
会場には暗幕一枚なく、神楽舞台が組まれているだけだった。
ワクワクした。

パンフレットにあったが、この舞台は祝祭に用いられるのではない。
”供物”を供える場なのだそうだ。

観ているうちに私には、この神楽舞台が懺悔をする場に見えてきた。
そこで6年前に起こった事件の真相が暴かれていくからだ。

特に「アズミ」という女性には、ムカムカ腹が立ってきた。
女のズルさや嫉妬や嘘で、回りの人間を巻き込む。
コロリとだまされる男にも、腹が立つ。
不幸な生い立ちだからと言って、
コンプレックスが強いからって、
殺人を犯していいわけではない!
「もう、ええんや」と言う被害者にも腹が立つ。
ムカムカ、キーッ!!

・・・まぁそれほど、よくできた舞台なんやろうけど。

神さんは許しても、うちは許さへんで!
あぁ腹が立つ、腹が立つ。
ドカーン!!