ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

陰影礼賛

最終日ふと思い立って、
ハケ裏を明るくしてみたら?」と演出に提案してみた。
バイロン卿の恋文』の設定は、
パレードが通る道端にある家の中である。
外がカーッと照っているほど、部屋の暗さが際立つのではないか。

提案は採用された。
"NEXT"の舞台上は暗幕を使わず、
生成り色の幕が張られているのだが、
その上、舞台上は暗く舞台裏は明るいという構造になった。
普通の舞台と逆である。
なんたってダークネスな芝居だからね。

照りつける太陽の役は、一平ちゃんだ。
この変更のおかげで、ドアが開くたびに明々と照らす羽目になった。
ま、顔は出ませんけどね。
舞台裏ネタです。