ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

京のおばんざい

家の前で叔母にばったり会った。
「へぇ~、ここに住んでるの。ほなちょっと待ってね」と、
一時間後におかずを持ってきてくれた。

ひじき、万願寺とじゃこの炒めたん、かんぴょうの炊き合わせ、いわしの煮付け、青菜のおひたしetc.

ザッツおばんざい!
全部叔母ちゃんの手作りだ。
薄味でおいし~、おいし~と戴いた。

二日後にも「今から行くさかい」と電話があって
鯛の子と焼豆腐炒め、茄子のピリ辛煮、かき揚やらを戴いた。
おばんざい!おばちゃんの愛!
私の食卓は一気に彩られた。

でも叔母ちゃんの家は、私の家から自転車で50分はかかるはず。
「これ、どっから持ってきたん?」と聞くと
「ほな、さいなら」と自転車で去っていった。
本当にあっさりしたおばちゃんだ。