ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

建築家M

舞台の時間

新国立劇場での公演が中止になったとか。 開演時間になっても役者が劇場に現れなかったって。 こ、こわ~・・・。 本人はうっかり日程を間違えていたらしい。 他人事ではない。 そう言えば昔、京橋のMIDシアター(現 大阪ビジネスパーク円形ホール)で公演を…

ノックは無用

芝居で、ノックをたくさんする。 そこで、いらんことを言ってしまった。 「ノックの正式な回数は2回じゃない」 その時は「5回かな?」と言ったけど 正式なマナーは、4回ノックを2セットらしい。 2回ノックは、トイレノック 3回ノックは、恋人など省略した…

カフカる

図書館系の方々と呑みの席で、大学の卒業論文の話になった。 一人は「フランスの自由詩」の研究をしたそうだ。 意味があってないような 韻を踏んでいるようないないような 社会を反映しているようないないような 聞いていてもわけがわからない。 詩の作者に…

限定40席!

美人舞台美術家、川上明子さんの図面が上がってきた。 んまぁ! シンプル! で、大胆! 「沼」をイメージされたそうです。 さっそくアトリエ劇研で、場ミリと仮セットを組んでみる。 これはオモシロイ。 色んな使い方ができそう! ただ、客席はどこにあるの…

舞台裏のネコ

『建築家M』について、下鴨車窓の田辺剛さんと受けた取材が記事になりました。 このサイト「クラウドファンディング」の企画だそうです。 視聴者から「その公演を応援するぞ!」と、 出資してくださるポイントが5万に達したら プロジェクトの起案者に資金が…

プロンプにスランプ

『建築家M』の通し稽古。 とはいえ、まだ、役者陣はセリフがうろ覚え状態。 演出助手の市川氏がプロンプについてくれた。 プロンプとは、役者がセリフを忘れたときにこっそり教えてくれる仕事。 私達にとっては命綱! 演出の田辺氏も「寝ないでくれよ」など…

23歳の純粋

『建築家M』で共演する飯坂美鶴妃さんは、23歳。 とっても繊細でピュアである。 おじゃこが食べられないらしい。 「目がいっぱいこっちを向いているから」だって。 怖い話も大嫌い。 「西院の地名は”賽(さい)の河原”から来てるのよ」と話すと 夜に歩けなく…

下鴨の道

下鴨車窓の稽古は、名前通り下鴨で行っている。 京都左京区界隈はとても雰囲気が良いが、 自転車族からすると、東の北の果てである。 京都の道は碁盤の目になっているので どこを走っても大体距離は同じなのだが 北の方へ行くと鴨川が高野川と賀茂川に分岐す…

Mの前

『建築家M』の戯曲は去年、プロデュース公演のために 田辺剛氏によって、書き下ろされた。 そして選ばれた京都と名古屋の演出家によって一度に上演されたそうだ。 今回は、作家自身による演出。 現代の日本からは時代も場所も遠く離れた世界の話。 発想の元…

建築家、MをWに!

下鴨車窓『建築家M』の稽古。 出演者の一人、河合良平氏が毎回稽古場に用意してくるネタには、舌を巻く。 おもちゃを使ったり ヅラをつけたり 消毒用アルコールをふりまいたり キャラクターを探っているらしい。 けど、決して演技の助けになっているわけでは…

助走稽古

『建築家M』2回目の稽古。 雨の中、何人か遅刻。 今回は出演者5人+演出と小所帯なので、人が揃わないと寂しい。 でも久しぶりにゆっくりストレッチができたので良かった。 歪んでいた身体がギシギシポキポキ言いながらのびる。 ホント、身体が固くなるのはス…

棚からヒミツ

『建築家M』顔合わせの後、飲み会へ。 たくさん話して皆さんのことを色々知ることができた。 例えば阪神大震災の時の話。 実家にいた某氏の部屋では、揺れと共に隠していた物がバサバサと落ちてきたそうだ。 両親や妹が1階で壊れた食器を片づけている間、 …

『建築家M』顔合わせ

5月に出演する下鴨車窓『建築家M』の顔合わせ。 こちらのプロデュースには初めて呼んでいただく。 共演の方々も、「初めまして」がほとんど。 まずはキャスティングを兼ねた読み合わせ。 田辺剛さんの作品は 一見真面目だけれどよく見るとコントみたい。 …