ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

オランダ語の書物

映画関係の方が8人で来られて、古医書の見学。
御所望は、幕末のオランダ語の本。
1700年代~1800年代、オランダ語の本を、貴重書庫からピックアップ。
でもすべて、文字ばかり。
江戸時代の蘭学医は、イラストのヒントもなしに医書を読み込むのは大変やったろうなぁ。

図画入りの書物は和綴本の本の方が多い。
薬草だったり、解剖図だったり。

あと、オランダ語はドイツ語に似ていることも発見。
Dutch(ダッチ)=「ドイツの」やもんねぇ。

皮の表紙はボロボロになって衣服を汚す。
和紙は、丈夫できれい。

そんなこんなで、日本の本(和綴じ本)の方が人気がありました。
映画の参考になったなら、幸いです。