台本を読んでいて地下鉄を乗り過ごす、通勤の朝。
慌てて地上に上がる。
雨のラッシュ時の川端通りは、流しているタクシーが少ない。
迫りくる出勤時間(あと10分)をにらみながら、
Uberタクシーを考えたけれど、予想到着時間が12分後と表示される。
(もう間に合わない)と観念しかけたところに、
『空車』が走ってきた。
行先を告げると、運転手さんに
「お客様、丸太町と荒神橋と、どちらで左折しましょう?」と聞かれる。
「と申しますのも、荒神橋の信号が三叉路の設定になっておりまして、必ず赤信号で引っかかります。丸太町で左折したら、河原町で青信号のタイミングとなり、スムーズに参ります」
ー9:30には着きたいので、丸太町でお願いします。
「そうですか。厳しいですが、たぶん間に合うと思います!」
果たして、タクシーは河原町丸太町で赤信号に引っかかった。
気まずい車内の空気…
運転手「…あれ?警察、設定を変えたかな?ちょこちょこ変えよるんですわ」
―そうですか・・・
運転手「平日と土日でも変えるしね。学校の周りとか。京都駅近辺やったら、深夜から朝までなら、バス道が早いでっせ。」
饒舌な運転手さんの解説を聞いているうちに、着きました。
1分前でセーフ。860円。
助かりました。貴重な情報もありがとう。