ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

信号のタイミング

台本を読んでいて地下鉄を乗り過ごす、通勤の朝。

慌てて地上に上がる。

雨のラッシュ時の川端通りは、流しているタクシーが少ない。

迫りくる出勤時間(あと10分)をにらみながら、

Uberタクシーを考えたけれど、予想到着時間が12分後と表示される。

 

(もう間に合わない)と観念しかけたところに、

『空車』が走ってきた。

 

行先を告げると、運転手さんに

「お客様、丸太町と荒神橋と、どちらで左折しましょう?」と聞かれる。

「と申しますのも、荒神橋の信号が三叉路の設定になっておりまして、必ず赤信号で引っかかります。丸太町で左折したら、河原町で青信号のタイミングとなり、スムーズに参ります」

ー9:30には着きたいので、丸太町でお願いします。

「そうですか。厳しいですが、たぶん間に合うと思います!」

 

果たして、タクシーは河原町丸太町で赤信号に引っかかった。

気まずい車内の空気…

 

運転手「…あれ?警察、設定を変えたかな?ちょこちょこ変えよるんですわ」

―そうですか・・・

運転手「平日と土日でも変えるしね。学校の周りとか。京都駅近辺やったら、深夜から朝までなら、バス道が早いでっせ。」

饒舌な運転手さんの解説を聞いているうちに、着きました。

1分前でセーフ。860円。

助かりました。貴重な情報もありがとう。