福利厚生課からの要請で、新型コロナワクチン接種のお手伝い。
私の担当は、予診を受けるための問診票のチェック。
医師や看護師など、本日が2回目接種の方々の記載に漏れがないか点検する。
各課から要員が集まっているのだけれど、
いざ始まると、サンダル履きのおじさんがとても活躍している。
「はい、職員証をここでピッと読ませて~」
「ほなあなた、真ん中のテーブル行って~」
「すまんけど、その体温計はもうちょっと低い体勢で近づいてや~」
ポケットに手をつっこんで、柔らかく大きな声でペタペタ歩き回っている。
人波が途切れた時、そのおっちゃんが受付の女性達に話すのが聞こえてきた。
「わしは、ホンマはワクチンの担当ちゃうねん。あんたらみたいに説明受けてへんねん。受付の人が言うてることを覚えてやってるんや。6日にここの状況見て、おった方がええなぁと思ってやってるねん。コンピューターは苦手やさかいな。一行書くのに一時間かかる」
おっちゃんは、終盤、まだ接種に来ない人をPHSで呼び出していた。
その間、おっちゃんみたいに案内をする人がおらず、受診者が混乱していた。
おっちゃんは、スカブラみたいな存在やなぁ。
おかげで当番の4時間、滞りなく過ごせました。