ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

ワクチン会場のエンジェル

福利厚生課からの要請で、新型コロナワクチン接種のお手伝い。

私の担当は、予診を受けるための問診票のチェック。

医師や看護師など、本日が2回目接種の方々の記載に漏れがないか点検する。

 

各課から要員が集まっているのだけれど、

いざ始まると、サンダル履きのおじさんがとても活躍している。

「はい、職員証をここでピッと読ませて~」

「ほなあなた、真ん中のテーブル行って~」

「すまんけど、その体温計はもうちょっと低い体勢で近づいてや~」

ポケットに手をつっこんで、柔らかく大きな声でペタペタ歩き回っている。

 

人波が途切れた時、そのおっちゃんが受付の女性達に話すのが聞こえてきた。

「わしは、ホンマはワクチンの担当ちゃうねん。あんたらみたいに説明受けてへんねん。受付の人が言うてることを覚えてやってるんや。6日にここの状況見て、おった方がええなぁと思ってやってるねん。コンピューターは苦手やさかいな。一行書くのに一時間かかる」

 

おっちゃんは、終盤、まだ接種に来ない人をPHSで呼び出していた。

その間、おっちゃんみたいに案内をする人がおらず、受診者が混乱していた。

 

おっちゃんは、スカブラみたいな存在やなぁ。

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おかげで当番の4時間、滞りなく過ごせました。

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