ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

日本人のへそ

こまつ座第135回公演『日本人のへそ』を観に、新歌舞伎座へ。

井上ひさしさんがコント作家から劇作家になった最初の本。

劇団時代の先輩、山西敦さんが出演しているのと、こまつ座の作品、かねてから気になっていたので、どうしても観たかった作品。

 

でも、思っていたのと全然違いました。

もっと社会派かと思っていました。

軽妙なミュージカル!

(えげつない内容も含んでいるけれど)

2幕はガラッと変化して、推理もの!

(どんでんに次ぐどんでん返し)

「生死には関わらないけれど、尊厳に関わる病気」(吃音)を治療するため

最初の山西さんの20分に及ぶ台詞から3時間、ぐいぐい引き込まれたのでした。

 

終演後、山西さんとLINEでやりとりして、そとばこまちで上演した『お前を殺しちゃうかもしれない』にも通じるね、と気がつきました。

 

目に焼きついて離れないのは、小池栄子さんの6つに割れたお腹。

『日本人のへそ』と言うには、日本人離れしている気もしますがね。

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