学園祭で谷本道哉先生(近畿大学生物理工学部准教授)の講演を聴く。
タイトルは「筋肉体操はなぜ効果的なのか?/
谷本先生は、Eテレ『筋肉体操』で、解説しながら体操する、ムキムキの方。
「筋肉は裏切らない」というフレーズが有名だけど、これは番組プロデューサーが考えた言葉で、やり方次第では裏切られることもあるらしい。
老いは足元からやってくる(太腿の前、お尻、 ふくらはぎの筋肉は落ちる)、
若い頃は美尻桃型であっても、ピーマンからムンクへと変化する、と注意した後、
筋力が上がると疾病リスクも減る、と良い話も。
浅いスクワットを何回もするより、深くゆっくりじわじわ下ろしきり、筋肉をフルレンジに伸ばし、低酸素環境で乳酸を出せば、成長ホルモンを促し効果がある、とのこと。
その際、「キュー」「ピシッ」という具合にオノマトペを使えば、動きの質が高まるそうだ。
やってる間は「キツくてもつらくない」「キツくても楽しい」「やり切る」「出しきる」「
雪山での遭難者は、山小屋の手前で亡くなりがち。
最後の一回を「終わり」と思わず、 終わったところからの「もう一歩」のつもりでがんばってほしい。
講演を聴きながら聴講者も深いスクワットをしてみた。
3日経ってもまだ筋肉痛にならない。なんでやろ?