今年の奉納囃子は暑かった。
汗が噴出す。
せっかく手拭いを持参したのに、舞殿に上がる時に忘れてきた。
汗だくだくでMCと囃子の3部で太鼓。
手が汗で湿っているので、バチが滑りにくい。
「清音・地囃子・榊/初音」と来て親指の皮がムケた。
これから「竹/流し・特別遍・三編五遍」と盛り上がるところなのに、血まみれになったらどうしよう・・・
不安がよぎる。
そして、痛い。
でも今日の集合で、みんなに言ったのだ。
「今日はこれまで研鑽した稽古の成果を、日々、神様に守ってもらっている皆の身体や声や魂を精いっぱい使って、神様に奉納するのです」
痛いのも、生きてる証拠や。
太鼓方トップ2の意地もあって、大きく!強く!
気迫は伝わったようで、囃子の途中に風が吹いた。(そうです)
見に来た知人や取材の方々にも、「力強さがあった」と言ってもらいました。
生きてるって実感をしました。
神様、みなさま、ありがとうございます。