ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

フラメンコ発表会

友人のフラメンコ発表会を観に、京都劇場へ。

最前列の真ん中で、かぶりつき観戦。
友人の踊りは発表会というレベルではない。
年末年始もなく、個人でスタジオを借り、研鑽された踊りである。
オーダーメイドの衣装を身につけ、時には情熱的に、時にはかわいくステップを踏む。

他の生徒さんも、がんばっている人とそうじゃない人が歴然と分かる。
自信のない人は、他の人と合わせようと目がキョロキョロしているけど、
他人と違っても、自ら踊りが湧き出るという感じで堂々と踊っている人もいる。

講師陣の踊りもキレがあって、火花が飛び散りそうだった。
必死になってついてくる生徒さんを引っ張るためには、センセイ方も先へ行っていなければならない。

後ろの生音楽、ギターもバイオリンも、歌も素晴らしかったなぁ。
フラメンコの歌はちょっと悲しげなところがステキ。

とにかく迫力だった。
隣の外国人がカーテンコールで3拍子をずっと叩いていた。
「Ole!」などと声をかけているので、スペイン人かと思ったら「ドイツ人です」と答えてくれた。
「また来年、会いましょう」と言われた。
来年も彼女たちは、がんばるのかなぁ。