ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

パッツン

いつも行っている美容院の店長さんがカット中
「この夏、自分の店を持つことにしました」
とおっしゃった。

あぁ、店長さんもいよいよ独立かぁ。

思えば5年前、父が亡くなってから葬儀までに
「ちょっときれいにしといた方がいいよ」と妹に言われ
駆け込んだ美容院がここだった。

丁寧に頭を洗ってくれたのがありがたくて、涙がツーっと流れた。
店長さんの腕はとても良くて、髪を切ったことで小ざっぱりし
式も滞りなく行えた。

その節はお世話になりました。

これからは雇われ店長ではなく、オーナー美容師さんになるんですね。
予約の取りやすいお店だとありがたいなぁ。
店長さんは人気者だから、無理やろなぁ。

久しぶりに前髪をパッツンと作りました。
「日詰さんは、前髪を短くするのが好きですよね?」
と言われたけれど
ただ、伸びるまでに時間を稼ぎたいという、貧乏性なだけです。