北野天満宮のもみじ苑へ。
今年の紅葉はきれいだと聞くけれど、雨も降ったし葉も落ちて、終盤である。
それでもライトアップされて、場所によっては見事な紅葉。
3人のうち1人(X君)は色に弱くて
「この木は黄色ですよね?」と言う。
「いや、たくさんの色が混じってるよ。赤や緑やオレンジや」
別の場所で
「この木は色んな色が混じってますよね?」
「いや、赤一色やで」
X君はどうやら光の当たり方によって、違う色に見えるようだ。
そのうちX君が何色に見えるのかを当てるゲームが始まった。
「この欄干は赤色やろ?この紅葉は同じ赤やけど、黄色に見えるんやろ?」
情緒深く、カップルがしっぽり歩いているお土居で
色弱検査官一行がテストしているみたい。
そもそも、X君の言う「赤」は、私達の思う「赤」と同じなのかしら?
哲学的な思いも交錯する、秋の夕暮れでした。