ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

桂文我師匠 独演会2014

桂文我さんの独演会を聴きに、京都文化芸術会館へ。

番組は
開口一番       桂二乗
迷子政談       桂文我
講演・落語の歴史 大東幸治
漫才         幸助・福助
田舎芝居       桂文我

落語中の文我さんは役柄によって顔が全然違う。
丁稚の定吉も、田舎の人も歌舞伎役者が話している時も、ひと目で分かる。
これは演劇、物真似もミックスされた芸だ。

終演後、打上げをご一緒させていただいた。

役者と落語家の落語の違いについて
「絵に例えると、ジグソーパズルとフリーハンドの違いですな」
とおっしゃる。

役者は、一つずつのセリフを積み上げて噺を描くけれど
文我さんの場合は、ぼんやり絵が見えていて、ざっと描くそうだ。
場面が入れ違うことも、数字や名前が違うこともあるけれど、大した問題ではない。

また、まくらの段階でお客さんを見て
登場人物の血液型(性格)を変えたりもするそうだ。

ひょえ~。
その境地の景色が見てみたい。

まだまだやな。がんばろ!