ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

農林水産研究情報総合センターのシステム

『図書館システムによるサービス向上の取り組みについて~農林水産研究情報総合センターの導入事例より』
というお題で、
農林水産省農林水産技術会議事務局筑波事務所研究情報課、林賢紀氏の講演を聞く。

舌を噛みそうな長い名前を、紹介する方も大変だ。
農林水産省の研究ネットワークを活用して、
agriculture(農)に関するencyclopedia(知の泉)=AGROPEDIA
より、農林水産研究情報を提供しているんだって。
その、中の人のお話。

害鳥(椋鳥)をどうやったら追い払えますか、とか
切っても変色しない国産ニンニクについてのナゼ、等に答えてくれるらしい。

農林水産省試験研究機関は全国にあって、食糧増産のために本がたくさん持ち込まれたので一元管理し、利用しやすくするためにシステムを開発した。
2004-2012年、RSSで新着受入情報を配信したところ、研究者よりも「ロボット」(Google)からのアクセスが多く
その結果、資料も大いに活用された。
2013からは図書館業務システムと検索システムを分離し、検索にはディスカバリーサービスとOPACより提供することにした。

2013年から新しいシステムを運用したところなので、まだ色々課題はあるけれど、
「攻勢の情報提供」という姿勢がすばらしい。

「誰も知らない」のはないのも同じ。
まずは資料を使ってもらうために、情報を届けなきゃ。

図書館は、そこで図書を持っていなくても、”引き渡す”役目を果たせられればよいのです。
大事なことを見直させていただきました。