ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

けせん壁

最終通し稽古の後、友人夫妻の新築祝いへ。
公演前と言うのに意地でもGWを楽しもうという挑戦。

夜遅くに駆け付けた私に、家の案内をしてくれた。
夫婦で手がけた家は趣深い。
壁のしっくいも、床板の色塗りも、庭の植木もみんな協同作業。

引き戸やランプもどこかの家で使われていたアンティーク。
新築なのにくつろげる。
愛と真心のお宅です。

一か所、「けせん壁」と遺跡のように表示のある壁があった。
同級生のけせんが建築時に壁の漆喰塗を手伝った部分だ。
他の場所より凹凸がある。
光沢がない。
さんざん皆でからかった。

家の壁は一生もんやからね。
一生、思い出してもらえるわね。