ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

リメイク魂

実家に帰ると見慣れた服を母が着ている。

「それ、私が高校の時、着てたジャケットやん」
母は「分かった?」と嬉しそう。
「袖を切ってベストにしたら、家でも暖かいねん」

骨の折れた傘の布地でポーチも作っていた。
「裏地はガーゼの袋やけど、防水になるやろ?」

家の荷物を整理すると言いながら、
すぐにチクチクしてしまうようだ。

いつまでたっても荷物が減らないわけだ。

写真は『ワンサ』魚屋の小道具です。