ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

先生の選書

週末の朗読継続講座はミニ発表会の予定。
受講生さん達に前期でやった題材を読んでもらう。
私も、何か読むことにした。

はて、何を読もう?

というわけで図書館巡り。
15分くらいの短編で
読んで楽しく、聴いてワクワクな物語。

2館ほどブラウジングして、
幸田文さんの『髪』という小説に決めた。

「ながいつながりだった。それが、死んで、斬れて、私だけが残った。すぽんとした、へんな気持ちだった。」

出だしの一行で持っていかれた。
歯切れの良い文体で描かれる、丁寧な描写。

まま母と娘の複雑な心の関係は
お姑さんやお嫁さんが身近にいる受講生さん達の気持ちにも響くに違いない。

後は読み込むのみ。

と分かっていても、女鉾稽古&後会で午前様。
アンドもろもろハプニング。

いえ。言い訳はしません。
ミッションは文字に息を吹き込むこと!
受講生さんに「先生、昨日夜更かしした?」
と、バレない程度にがんばります!