ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

あんまり急いでこっつんこ

鴨川の向こう岸からジョギングしてきたお母はん。
買い物袋下げてこちら岸から渡っていくお母はん。
川の真ん中でかち合うた。

右に寄ったら相手は左。
左に寄ったら相手は右。
気が合うのか、つられてしまうのか。

鏡みたいに
磁石みたいに
ぴったり同じ動き。

ほんでも小さい石の上。
ちょっとでもバランスを崩したら川に落ちてしまう。

最後は抱き合ってくるりと回転した。

そして、同じ速さで離れて行った。

おもちゃみたいでほっこりする光景でした。