ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

被害届

自転車の盗難届を出そうと、駅前の交番へ。
誰もいないかと入ってみると、年配と若手の警察官。

年配のお巡りさんに「自転車がなくなりました」と言うと
「道に停めてたんか?それは撤去されたかもしれへんなぁ。いっぺんこっちで確認してみ」
スマートフォンで確認する方法を書いた説明書を見せてくれた。

QRコードを読み取って、アクセスして
「おい、○○君」
ハイテクは若者の役割のようだ。
・・・みたけど「該当する車両はありません」と出る。

年配のお巡りさんは失った場所を地図で確認してくれた。
「この辺でなくなったんか?」
でも番地の数字が小さすぎて読めないらしい。
「おい、○○君」

○○君は被害届を書いている途中だったけど、
番地を確認してくれた。
年配の方が「この辺は住所がややこしいからな」と、現地の管轄の交番に電話をしてくれた。

その間に次のお客さんが来たけど
若者が「今、取り込み中なんで」と後回しにしていた。

いや、こっちは一人で十分でしょう。

でも私の不注意のために、お巡りさん2人が親切に手続きしてくれるのがありがたい。
「じゃあ生年月日を確認します。正月の20日ですね」
「はい。誕生日になくなったんです」と言うと
「あぁ!」と口をそろえてリアクションしてくれた。
帰りがけ「見つかったらいいんですけど」と言うと
「そうですね」とかぶせてきた。

・・・よろしくお願いします。・・・

「あんたが道に停めるのが悪い」と、怒られるかと思ったのに。

交番を出る時はずいぶん心が温かくなりました。