ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

読み合わせでグッ

4月に出演する、マジックラジオの初稽古。
今回はすでに脚本ができている。
それどころか、作家 桂正樹子氏と主催者 福山しゅんろう氏がディベートを重ね、書き直し、5稿目だとか。

目標は、「泣ける芝居」だそうだ。
30分でそんなの、無理無理。
と思いつつ、まずは読み合わせ。

前半は(へ~、こんなストーリーなの)と読みながら冷静に考えていたところ、
後半進むにつれて、ボロボロ涙が・・・。
(い、いかん・・・)と思いつつも、止まらない。
こんなの、初めて。

読み終わり、顔を上げた相手役のしゅんろう氏にも驚かれる。
ハンカチを貸してくれた手で「ひめさん、泣いた」と桂氏にメール。
(桂氏、すごいね。いい仕事しはる。立派な作家さんや)と思ったのはここまで。

「役名はあれでいいですか?」
「終わり方はどうしましょう?」
「やりにくいところ、ないですか?」など続々と着信が。

しゅんろう氏、しまいにウザくなって
「あれはうそや。うるさい」と返信していた。

まぁ作者の人柄はともかく、グッとくる台本です。
台詞もぎゅうぎゅうにあるけれど、役者として、精一杯仕事させてもらいます。
4/9(金)は京都府民ホール ALTIへ!
今からハンカチの用意をしておいてくださいませ。