ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

肥大化する納豆

先日実家から持って帰った藁(わら)納豆は2本だった。
1本はすぐに食べた。
残るは1本。

それが日ごとに成長しているような気がする。
賞味期限は10/15やけど
藁(わら)は数日前よりふくらんでいる。

何やろう?
室温で置いているから?
中で発酵を続けてるんやろか?

こわくなって、開けた。
納豆は、やはり粒が大きくなっている気がする。
そして少し熱を持っている気がする。

卵を割り入れ、蕎麦にからめた。

普通スーパーで買った納豆は、卵の中で泳ぐのだ。
だが、藁納豆は違う。
卵を取り込んで、膨れる。
混ぜれば混ぜるほど、
納豆が卵も蕎麦も鰹節も海苔も飲み込み、ネバネバと凌駕する。
まるで『千と千尋の神隠し』の「顔なし」が肥大化していくようだ。

この納豆の塊を食べる。
食べても食べても減らない。
お腹がパンパンになった。
く・苦しい。
昼前にお腹が痛くなった。
体の中で発酵を続けているのかもしれない。

う~納豆。納豆。
一人で欲張って食べるんじゃなかった。
君とはしばらく、距離を置きたい。