ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

秘密稽古

某日、平成女鉾清音会の稽古を行った。
これは公の稽古ではない。
鉦方を卒業して太鼓や笛に上がる中堅のための、秘密特訓なのだ。

この稽古は、新人である鉦方(かねかた)には見せられない。
昔は「先輩が叱られている姿を新人に見せられないから」と聞かされていた。
今の私は、「足並みを揃えるための稽古」と認識している。

とは言え、祗園囃子は鉦・笛・太鼓が揃わないと奏でられないので
若干古株の鉦方にも来てもらう。
そして鉦方OGも鉦を叩く。

今回は私も鉦を叩いてみた。
太鼓方に昇進して以来、初めてだ。
たぶん・・・5年ぶりくらい?

いやぁ、ものすごく楽しかった。
そう、私は鉦が大好きだっだんだ!

ただ5年前と違うのは、叩くリズム。
太鼓の感覚だ。
自分の成長を発見した。

張り切りすぎて、鉦すりが膝上に当たり、アオヂができた。
あぁでもイタ嬉しい。勲章だ。

明日は公開稽古。
公どころか、開いちゃいます。
新しい囃子方候補生の皆さん、お待ちしております。