大阪公演を控え、最後の通し稽古。
私が舞台上で最も信頼し、かつ恐れている
大木湖南氏がシーン9で変になっていた。
(きっと私がシーン5をグダグダにしてしまったせいだ。
5はスタッフにはウケたが、共演者は怒っているに違いない。
そう言えば、舞台袖で何か私に話しかけていたぞ。)
色んな考えが頭をよぎり、台詞を噛んだ。
後で「ごめんね」と謝ったら
怒っていたわけではないらしい。
「ひめさんとマキさんのTシャツの色が一緒だ」とか
どうでもいいことを言われた。
やさしい。(←劇団ではやっている言葉です)
「つられて噛んだやんか」と言うと
「こうやってオウンゴールを誘うんです。作戦成功や」と言っていた。
やっぱり悪魔だ。
仕返しに台詞を忘れてやる!
(いや、わざとやで、わざと)