今の稽古場は京都の山奥にあるので、
客演陣には特別に車が用意されている。
特別と言っても、ニットキャップシアター新人、
澤村喜一郎ちゃん筋の個人車なのだが。
今日は客演陣が少なかった。
帰り道、劇団員の安田一平氏と門脇俊輔氏が
「席に余裕があれば乗せてもらってもいいかなぁ」
と寄ってきた。
いつもは「澤村!」と呼び捨てなのに「澤村君」と君付け。
「東大路通りを下がっていただいたら嬉しいです」
と敬語を使っていた。
やっぱり車の力は偉大だぞ。
先輩をもひれ伏させてしまうぞ。