ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

ベテランさん

今日はホール入り前の最終稽古。
だが、まだまだ決まる事がたくさん。
場面転換で足踏みが鳴り始める。その稽古をする。
私や薔薇氏や行澤氏、田所さんや大木氏はハケる側。
「はっきり言ってこの稽古は、ハケる人を見てるんです。
ライブで言ったら、手拍子とボーカルだけになって、次第にベースやドラムやギターが加わる所なんです。」
と、演出を受ける。

「これは、我々ベテラン組がビシッと締めなあきませんぞ」
と薔薇之介君が言い出し
「じゃあちゃんとやろう!」と心意気を新たにした途端
薔薇君、うっとうしい場所ばかりを渡り歩く。

思わず「あんた邪魔やねん!」と怒ったら、
「いや芝居って言うものは、芯が毎回変わるもんで、僕は毎回色んな動き方をしますよ」
と、ビシッとしているかしていないのか分からない返事をされた。
ニットのベテランさんは、タチが悪い。