ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

深泥池の氾濫

それにしても、新潟・福井の豪雨は大変でしたね。
お見舞い申し上げます。

あいだけの雨が降ったら、京都も大変やろな。
鴨川が暴れ川になるわ。
鴨川は西が低いので、河原町辺りはよく洪水が起こったらしい。
おまけに水はけが悪いそうだ。
だから疫病が流行ったんだとさ。
それを退散させるために、祇園祭が始まったんだとさ。

そんな話をしていると、深泥池(みどろがいけ)の周辺に住んでいる友達が
「深泥池が氾濫したら、どんな生物が流れてくるか分からん」
と言った。
そう言えば、深泥池は天然記念物に指定されているのだ。
氷河期からの生物が生存しているんだって。
今の時期などは他所では見られない、珍しい色のトンボが飛び交っているそうだ。

「動物だけじゃなくて、身投げした人の白骨とか流れて来たりしてな」と言うと
「それは言わんといて」と怒られた。
ごめんごめん。