ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

猫国武将展

猫猫寺の地下に続く階段を降りると、見事な展示が陳列されていました。

これは、徳猫家康(とくにゃわいえやす)の鎧兜。

猫サイズ。ひげが生えている。

「猫の一生は自由を喜びて楽しき道を行くがごとし。急ぐべからず」という名言を残したらしい。

猫国時代には、猫判(ねこばん)が流通していたとか。

猫九年合戦の絵巻物も残されている。

肉球の槍でくすぐられている猫、ちょっと嬉しそう。

これは黒塗漆肉球兜。

肉球の鋭い爪とイカ耳で威嚇している。

織田信猫(おだのぶにゃが)さんの肖像画

猫狭間の戦いで「猫生、夢幻の如くなり」と家臣を前に舞を披露したそうです。

著作権は切れているので良いのでしょう。

猫若丸の錦絵もありました。

麿眉なのかブチなのか。

武田猫玄(たけだにゃんげん)の鎧兜

「風林猫山」の意味は、「攻める時には風のように早く、準備をするには林のように静かに備え、全ての猫民を幸せに導くには猫(ニャー・愛と調和)を羅針盤とし、愛する猫民を守り抜くには山のようにどっしりと構える」とされています。

だんだん猫国武将展の意味が分かってきました。

直江猫続さんの鎧兜。

「猫」はニャー、愛と調和という意味なのね!

何やねんと突っ込みながら見ていたけれど、本格的な造りに段々惹き込まれました。

猫の精神を学び、人間も平和に暮らさニャーいかん、と思い至ったのでした。