ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

ナガミヒナゲシ

烏丸通りを自転車で走っていたら、街路樹の手入れをしている女性がいた。
あ~この辺、最近オレンジの花が増えてきたのよね~。

あれ在来の生態系を駆逐してしまう外来の危険種って書いてたなぁ。
この人は、駆除してくれてるんやろなぁ。

「精が出ますね~。これ、何ですか?」と声をかけてみた。

すると「これはね、ケシよ。アグネス・チャンの歌に出てくる花の仲間」と答えてくれた。
―あ、♪丘の上 ひなげしの花で~♪ですか?
「そうそう。かわいいでしょ?種が飛んで、中央分離帯にも咲いてるのよ」
―ホント!すごい繁殖力ですね。
「これがケシの種。ケシの実って団子にも使われたりするの。粒粒してるでしょ」
―はい、細かいですね。
「あなたにあげるわ」
(ビニール袋を渡される)
―え?!
「植物を育てるのが苦手な人にも、これなら大丈夫よ」


あれ?この方は、駆除のために手入れしてるんじゃないんや・・・。
ひとまず、種をいただいて帰りました。
本当に、ひとつの房からたくさんの種が飛び散ります。
かわいい花だけど、植えずにおこうと思います・・・。