祇園祭の宵宵宵宵山!
歩行者天国ではないけれど、鉾の上の囃子は始まっています!
すいているうちに、と長刀鉾さんへお邪魔しました。
今年作成された、伊藤若冲「旭日鳳凰図」の見送りが飾ってありました。
金をバックに真っ赤な太陽やカラフルな鳳凰が絢爛豪華です。
ハートみたいな尾とメーテルみたいな眼差しがマンガっぽい気がします。
原画は宮内庁で所蔵しているとのことで、5年かけて宮内庁に許可を得、3年で織上げたとのこと。
説明してくださった囃子方さんが
「昔は赤色が貴重やったんや。「土」か「虫」からしか取れなかった。「虫」は南米にしかいないので、ヨーロッパで高く取引されたんやで。」
と教えてくださったので調べてみました。
【カルミン】中南米の砂漠地に産するサボテンに寄生するコチニール虫(エンジムシの一種)の雌の体から製した鮮麗な紅色の色素。その成分であるカルミン酸はアントラキノン誘導体である。日本画の絵具、赤インクの製造または飲食物の着色、また、友禅染の染料、化粧料に用いる。また生物学などで組織染色に使用。洋紅。コチニール。カーミン。(岩波書店「広辞苑」第四版)
へぇ~。化粧品や飲食物にも使うんや~。
私達も食べてるのかもしれません。
ともあれ、コチニール虫。
今年の祇園祭で輝くのだぞ!