ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

第3期熟年朗読劇アカデミー卒業公演

第3期京都熟年朗読劇アカデミーの卒業公演。

衣装を自分で調達される方
台本を読みやすいように、大きな文字で打ち直して来る方、
前の日、興奮して眠れなかった方
各自準備も万端で臨んだ。

リハーサルをしながらダメ出ししたところも
ちゃんと修正された。

今回、重要なのはチームワーク。
三途の川で着物をはぎ取る装束の婆、
キセルを吸ってサボる鬼、
極楽へ通されて喜ぶ群衆。
主役(軽業師の惣兵衛)だけじゃなく、絵に描かれている全ての登場人物に息を吹き込みたい。
皆でシーンを作ってほしい。

稽古初日には想像できなかった柔軟さと伸びやかさで、
生き生きとこなしてくださいました。

きれいな朗読が決して人の心を動かすのではないのです。
個性を生かした、楽しい朗読劇が聞く人の心に残ることもあるのです。

雨の中、足をお運びいただいたお客様
当日活躍してくださったスタッフの皆さま
右京ふれあい文化会館の皆さま、
そして無茶な演出に答えてくださった出演者の皆さまに心からお礼を申し上げます!