ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

ラーニングでコモる

同志社大学にできた、良心館の見学へ。
お目当てはこちらのラーニングコモンズ。
学生のたまり場。

220億~30億かけたという建物は、
レンガをイギリスで焼くところからのこだわりらしい。
100年後の文化遺産を目論んでるんだって。

TEDごっこできるようなステージや
留学相談コーナー、
クロマキーで撮影できる部屋、
白板に書いた記録がそのままUSBに記憶できるアイテム
AdobeMicrosoft、なんでも答えてくれるお兄さん、
A0サイズプリントOKの印刷屋さん
これでもか、ってくらいの用意っぷり。

学生運動華やかなりし頃は、「学生がつるむと危ない」、という考えだったけれども
「便所飯」などの時代を経て
今は、「グループで語り合いなさい」「協力して何かをなしとげなさい」と学校が推奨する時代になったのだ。

部屋は壁で区切らず、カーテンで仕切る。
ガラス張りで近所からも見えるようにしている。
お互いの刺激にもなるし
「あそこの学生はよう勉強しはるわ」という評判になって、
何かと友好的な関係が築けるらしい。

ラーニングコモンズに集う時、学生たちは「コモる」という言うそうだ。
一人で書架に籠りたいときは「ボチる」んだって。

社会人になると、会議場ひとつ見つけるにも大変だもの。
うらやましぃっ!
でも学生時代はそんな貴重さになかなか気がつかないのよね~。