ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

たこ焼き交流

四条大宮でお店を探していたら、人だかりが見えた。
たこ焼き屋さん。
カウンターに座りきれないお客さんが
店の前に簡易なテーブルと椅子を出して、チューハイを飲んでいる。

(みなさん、カウンター席が空くのを待ってるのかなぁ)と
Aちゃんと躊躇していると
「あんたら中に入り」と、外飲みのおっちゃんが声を掛けてくれた。
同じく外飲みのお姉さんがちょうど空いたカウンター席に椅子を用意してくれた。

遠慮しながら入る。
たこ焼きもたくさん種類があるけれど、
お好み焼きやチャーハンや枝豆やたこ刺もある。
お母さんが出てきて「レモンチューハイおススメよ」と教えてくれた。
息子さんが焼くお好み焼きの手さばきの見事なこと!
コテについた玉子の一滴も丁寧にこそぐ。

客層は父と息子、おばちゃん一人、外国人など様々。
常連さんかな?
みんな仲良し。
外飲みのおっちゃんはお姉さんに肩を揉まれている。
内飲みの息子は眼鏡のおばちゃんに「年いくつ?」「結婚してるの?」と話しかけられている。

店にはテレビがあってサスペンスドラマが流れている。
客は時々それを見て、また話に花が咲く。
「こないだの『ラストシンデレラ』で、私、三浦春馬にゾッコンやねん。こんなんジュリー以来やでぇ~」
と言うお姉さんと、私達もいつの間にかお友達になった。

なんだかとっても落ち着く店だった。
また行きたいなぁ。
けど常連になったら、あの眼鏡のおばちゃんに何から何まで聞かれそうやなぁ。