八瀬童子―天皇と里人―展 を観に、京都文化博物館へ。
京都でも山奥の八瀬の土地。
そこに住んでいる里人は、なぜだか歴代天皇と関係が深い。
明治天皇の大喪の儀で務めた輿丁の写真が印象的。
そんな、八瀬童子と言われる人々の謎を解く展覧会。
重要文化財の後醍醐天皇綸旨などを見ると、
昔から地租課役を免除されていたらしい。
天皇だけじゃなく、織田信長や代官奉行からも朱印状をもらっている。
近所にあった比叡山延暦寺との山林境界など問題もあって
政治的にも長けていったんだろうなぁ。
「八瀬記」として、記録をまとめているのも値打ちもの。
グループをまとめていくのは政治力と記録かしらね、
赦免地踊りは京都会館で見たことがある。
お堂に祀られていた観音さまの姿に、思わずホッとする。
それでも平安時代からの歴史モノ。
里に歴史あり。
興味深うございました。