「ハリー・ポタ子」大阪と東京の劇場では、出入りできる袖が逆転する。
最初のシーンから、上手(カミテ)か下手(シモテ)か、
出ハケの違いを確認した。
そのうち「東京下手」(トウキョウ シモテ)
という言葉が流行りだした。
「『東京事変』みたいやなぁ」
という人がいる傍らで
『東京砂漠』という歌が森口嬢の口からこぼれた。
「ここは”東京下手”でお願いします」
という度に
♪あなたのそばに~あぁいられるならば~♪
という歌が頭を駆け巡る。
丹下嬢がツボにはまったらしく、ずっと笑い転げていた。
若い出演者の割に古い歌が飛び交う稽古場でありんす。