ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

サミュエルパンツ

平成女鉾清音会の稽古では、正座が多い。
ただし、稽古前に太鼓を締めるので、ズボンをはかねばならない。
パンツで正座。
これが、私のひそかな悩みである。

足が、しびれるのだ。

デニムは膝で血を止める。
スキニーなんてもってのほか。
「しびれないパンツ」が私の課題。

流行の、モンペみたいなパンツ。あれ、どうなんでしょう?
と、バーゲンをウロウロしてみる。
あった!Journal Standardに!

試着してみる。
「え?・・・これ、正解ですか?」
股の辺りがブカブカする。
不自然すぎるデザインだ。
店員「正解ですよ。サ○エルパンツってこんなものなんです。ほら、パンフレットにも載っています」
私「う~ん、ちょっと考えさせてください。」

別の、デニムが得意な店に行って
「サミュエルパンツを見せてください」と言う。
「え・・・?サミュエル・・・はないですけど」と、男前の店員さんが言う。
店員「サルエルパンツぽいのは、これです」
私「サ、サルエルでいいです」

たくさん試着して、結局買ったのは、細身の半パンツでした。
それを穿いた時、店員さんが「足がきれいですね」と誉めてくれたからだ。

稽古で着たら、やはり足がしびれてたまりませんでした。
目の前の褒美に惑わされたからだ。
あ~、しびれないパンツへの道のりは、遠いなぁ。