ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

コケカキイキイ

京都国際マンガミュージアムへ。
ただいま、紙芝居百年展をやっているのだ。

紙芝居の歴史を学びましたよ。
最初は動くものだったとか。
観客参加の工夫がこらされたり、
戦意昂揚の国策に利用されたけれども、
子供達の人気を得るため、だんだんと刺激の強い絵が出回ったそうな。
戦後、GHQが検閲したり、
紙芝居倫理規定管理委員会(紙倫)が組織されながらも
闇で無審査が増えていったとか。

コケカキイキイという妖怪や墓場の鬼太郎など、とても不気味でした。
鬼太郎は、身ごもったまま亡くなったお母さんから産まれて
母親の屍体を食べて大きくなった・・・なんて話もあったり。
もうね、アニメの鬼太郎よりずっとグロいです。

紙芝居作家からマンガ家へうまく転身できた人
白土三平水木しげる武内つなよし小島剛夕
が次の時代へ生き残ったとかね。

テレビ、舞台、映画、ウェブ、どの世界にも共通するものを感じるなぁ。
舞台だって、グロい路線が流行った時もあったものね。

その後は大和和紀の『ラブパック』を読みふけりました。
昔、読んだことがあるような気がする。
閉館20時があっという間です。
読書ペースが遅い者には、またまた歯がゆいミュージアムだこと!