ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

自分発おのれ着

稽古の帰り道は、安田一平君と同じ方角。
一平ちゃんは役者の他に演出助手をしているので、
「ひめさんすいません。なかなか稽古が回ってこなくて」
と謝ってくれる。
私は「大丈夫、大丈夫。まかせといて」
という内容を、過激な言葉で伝える。
一平ちゃんに「出た!ヒヅメ節(ぶし)!!」と言われる。

あぁでも、明日は通し稽古なのだ。
ひと月くらい、稽古場で口にしていない台詞だってある。
ワオワオ!

私が発した言葉が、一平ちゃんに当たり、
鏡のように跳ね返って私にプレッシャーを与えるんだなぁ。