ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

おしゃべり嫁コ

平成女鉾清音会にて、会報発送作業。
ここは賛助会員向けに「平成女鉾清音会便り(さやねかいだより)」という会報を
年に2回、発行しているのだ。

作業しながらYさんの話を聞く。
Yさんは70歳代。
去年入った、囃子方1年生。
平成女鉾清音会にいることが本当に嬉しいらしい。
いつもキャピキャピしている。
「憧れていたお囃子が出来て充実してるの。
清音会に来る日は体調が良くなるの」

「結婚した頃は舅と姑、主人に囲まれて、本当に無口だったのよ」
「舅は92歳で亡くなって、それからおしゃべりになったの」
「今でも主人に注意されてるので、
美容院に行く時は余計なことをしゃべらないように雑誌を読むの」
など立て続けに話してくれた。

普段からあまりににぎやかなので
30歳以上年の離れた先輩に、よく
「質問は後にして」などと、怒られている。
「入会したらここにも姑がいた」
「年は下でも、私の先輩だから姑でしょっ?」
などと、いたずらっこのように笑っている。
Yさん、実は嫁の役が好きなんとちゃうかなぁ。