ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

お蚕様

ヘムでは、その日知り合った小板橋慶子さんの家に泊めてもらった。
近江八幡、八幡掘に面した、築100年の建物。
ふわ~、広い。
民話に出てきそう。

小板橋嬢はそこで一人で住んでいるのだ。
住み込みで芸術作品をつくっているのだ。

「作業中で、散らかしていてごめんなさい」という部屋を覗くと、蚕の繭!
繭玉が湯に浸かってふやかされている。
ひょえ~!
過去の作品も見せてもらった。
蜘蛛が、絹糸の巣で錆びている。
あまりにこの家にぴったりで、ゾクッとする。

彼女の作品は、プラハでも出展されたとか。
9月にはBIWAKOビエンナーレというプロジェクトで、
この家でアート作品を展示するそうです。
楽しみだねぇ。