ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

貝の口

平成女鉾清音会、新期生のための着付けレッスン。
お囃子の浴衣は男性仕様なのだ。

・男性着物には身八つ口がない。
身八つ口とは、脇下に十三センチほど開かれた場所である。
お囃子で、鉦すりや太鼓のバチを振り上げるには、こっちの方が適しいてるのだろう。

・おはしょりも作らない。
身丈は最初からぴったりサイズを選ぶ。

・帯は、貝の口という結び方をする。
貝の口は、パタパタと折りたたむような結び方。

慣れたら、女浴衣よりも簡単である。
でも、慣れるまでが、ね、大変。