ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

ロスで大ウケ

ピッツァ大学は、今回のお話をつないでくださった原田真樹子さんの出身校らしい。

大学にいたトカゲの写真が送られてきた。

ラッキーの印なんだって。

 

集まってくださったのは、近隣大学の数学教授と息子さん、

インド系の男性とアジア系の女性。

お2人のお子さんは、日本庭園でガイドのボランティアをしているらしい。

映画好きのマダム、大学で映画を学んでいる学生、などなど

全員、日本語を話さない。

私達にとっては完全なる異国の方々。

メールなどで案内を観て足を運んでくださったらしい。

 

(どうかな?)と心配したけれど、

次第に大きな笑い声。

「グッドバイブレーション」「最高にディレクティブ」「ジャスティナスティ」など、変な英語もウケる。

ひろ美が唄子姐さんとカヅキの合間に挟まれる妄想を抱えて一人悶絶し、壁に頭を打ち付けるシーンもゲラゲラ。

(あ~楽しんでくれている)と、ひと安心。

 

上映後のQ&Aでは
「歌舞伎と似ている」とか
「次第に心情が伝わった」とか
アメリカと日本人の反応の違いはあるか」

「日本のインディペンデント映画の状況はどうか」
「これはユニバーサルに通じる映画だ」
「他の作品も観てみたい。続編はないのか」
など、年代問わず質問や感想が止まらなかった。

私達のつたない英語にも、耳を傾けてくださった。

手伝っていただいたマキコさん、ジャスティン、アリシア、ミゲルにも大感謝。

Pitzer大学

2つ目の会場、クレアモントにあるピッツァ大学は、コロンビア大学に比べて開放的。

芝生が広がり、サボテンがあちこちに植わっている。

大学のPhylosophyに環境問題を掲げているため、水やりの必要がないサボテンが重宝されているらしい。

カリフォルニアの強い日差しの中、ホールを探すタキシードの男性2名+着物女性。

Benson Auditoriaumはとても素敵なホールです。

提携校からも、お客さんが来てくださるそうです。

 

エイプリルフールin USA

NYを発つけれど、忘れてはいけない。

エイプリルフール。

 

妹にLINE。

「Pitzer大学の上映会に、アン・ハサウェイが来るらしいよ!」

妹「ええ!なんで?そう言えばあの人ブルックリンのご近所に住んでると聞いてた」

(そ、そんなに身近な話なんや!)

私「嘘です。エイプリルフール」

妹「わー完全に忘れてたな!わおわお」

というわけで、今年は成功したのでした。

 

そう言えば甥っ子の通っている小学校から、大量に子供達が出てきた。

雨の中、半袖の子供もいる。

(何か事件があったのかな?)と心配したけれど、告知なしの避難訓練だったらしい。

これもエイプリルフールだったのかな?

 

ロスは夜

NYからロスへ移動!

JFK空港からONT空港まで飛行距離、6時間半!

ジェットブルーLCCなので、荷物制限が厳しい。

3人の荷物、えらく重くて

お互いにシェアしたり、折りたたみ傘を捨てたりして何とか調整。

「ふ」の福山君はセキュリティで、手荷物に入れた水とベビーパウダーが引っかかっていた。

粉に試薬をかけたりして、チェックされたらしい。

着いたら21時半。

同じ国内でも、時差があるので、ちょっと巻き戻った。

24時間オープンのドライブスルーハンバーガーショップで、歩いてオーダー。

23時前においしいチーズバーガーにありつけました。

 

ハラダイスin NY

「は」の原田氏のNYコンサート。

ギターをコロンビア大学で貸してもらい、ブルックリンのお店Written by Forestを会場に開催。

お客さんは6人。

小さき子には、怪獣のうた。

ジュエリーショップには、プレゼントの歌。

リクエストを受けて、Moonlight Clubも歌ってくれた。

今回、渡航のために作曲した、「I Can't speak English well」もかわいい歌だった。

「No Rain No Rainbow」は聴いた人がすぐに口ずさんでいた。

 

裸のフォークギターをかついでNYを闊歩する原田氏は、地下鉄でもがっつり稼げそう。

 

自然とデジタル

本日は3人でマンハッタンツアー。

まずはセントラルパーク。

木やリス、犬や馬など、を眺める。

そしてタイムズスクエア

角を曲がるとデジタルの世界。

タイムズスクエアでは、着ぐるみがたくさんいて、話しかけられたり囲まれたりしたけれど、「写真を撮ったら撮影代を取られますよ」という義弟のアドバイスを守って、吹っ切る。

 

お誕生日in NY

NY滞在中、私は妹の家に滞在している。

今日はキッチンを借りて、原田君が原田メシを作ってくれた。

そして今日は、妹の誕生日。

 

原田君の触っているウクレレが♪ハッピーバースディ♪とつまびかれると、

みんなでそぞろ歌う。

「Are you one? are you two?」と子供達が言いかけるのを「それはキリがないから」と制止して、ケーキとシャンペンとお花でお祝い。

妹が自分で買ってきたケーキは、バナナタルト。

アメリカものにしては、甘さ控えめ。

「ふ」の福山君も「アメリカに来て一番おいしい」と言う。

だけどサイズもアメリカサイズ。

甘さ控えめとは言え、大きすぎて私は全部食べ切れなかった。

 

コロンビア大学上映

コロンビア大学、teacher's collegeでの上映、無事に、というか、大盛り上がりで終了しました!

f:id:himechiz:20240329195041j:image

パソコンが壊れてしまい、詳しくお伝えできませんが、大笑いと拍手でホットにご覧いただきました。

質問もたくさん!

皆さん興味を持ってご覧いただき、ありがたい限り。

取り急ぎの報告をば!

f:id:himechiz:20240329195250j:image

まさかのESTA

朝5時26分の空港バスに乗り、3人そろって伊丹空港へ。

空港でWiFiを受取り、「南ターミナルと北ターミナルは歩いて移動できるねんで」などとガイド。

「ひめさん、さすがや。僕らひめさんがおらんと大変や」などと言われ、リーダーシップを発揮していたところ、搭乗券のチェックインでストップ。

 

「日詰さんだけ、ESTA申請がとれていません」

ええぇっ?

皆に「アメリカに行くならESTAに申請しろ」と口酸っぱく言っていたのに。
私自身は2月に早々に申請したのに。

「ここ、これが証拠です」とメールを見せると

カウンターで「これは、まだ途中の段階です。21$払ってませんよね」と言われ、

「日詰さんは飛行機に乗れない可能性があります。お2人はどうしますか?」と聞かれていた。

飛行機は8時半。8時までに再度カウンターに来てくれと言われ、私は、ESTAのアプリと格闘。

宿泊所や両親の名前、緊急連絡先など7段階の手続きを、不明な英語の単語を翻訳しながら、震える指でなる早入力。

7時50分に、クレジットカードの入力まで行ったけれど、8時に申請が通った連絡がない。

イチかバチか、羽田まで行くことにする。
バチの可能性に備えて、荷物は羽田でピックアップ。

 

9時半、羽田に着いた頃、ESTA statusが変更された知らせが届く。

ホッと安心。

 

でも羽田で荷物をピックアップしているうちに時間がギリギリになる。

職員さんにリードしてもらい、乗務員用のゲートから入り、入国審査を経て搭乗に間に合った。

はぁ~よかった。

私だけ、渡米できないかもしれない、という事件でした。

はぁ、離陸まで、長かったよ。

 

はひふのか曜日のサプライズ

客席は、立見席含めて、満席完売。

上映後、いつもより盛大な拍手を聞きつつ

シアターセブンのF住さんに呼びこまれて舞台挨拶に上がった途端、

たくさんのアメリカ国旗がハタハタとたなびいている状況に遭遇。

お客様と映画館からのサプライズ!

あぁ、愛されている・・・!

と実感した瞬間でした。

 

シアターセブンは、お客さんの愛が循環する「シアターヘブン」ですね。

皆さん、自分の事のように喜んでくださるのがありがたくて。

卒業アルバムみたいな、これまでの舞台挨拶写真や関係者のコメントを集めた冊子も、お客様から3人それぞれいただきました。

夜なべして、作ってくれたのね~。

これは、土産話持って帰らないとね~。

というわけで、5/18(土)の14時頃、凱旋上映(字幕付き)を企画しましたよ。

またお会いしましょう!

サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ(淀川長治風に)