ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

50歳のM-1

2021年のM-1優勝は、錦鯉だった。

50歳の年齢を生かして、「合コンに行ったんです」という元気でアホな雅紀さんのキャラクターが受け入れられたようだ。

私としては、ツルツルの頭をしばく渡辺さんのツッコミが痛そうで、あまり漫才に集中できなかった。

最後に頭を下げる雅紀さんの後頭部、真っ赤になっていたしなぁ。

 

対照的だったのが、オズワルド。

標準語で小さい声で、「友達くれよ」と言う相方の矛盾を突いていく。

私としては、こっちの方が今風で面白かった。

 

最近の漫才が、優しくて傷つけない、平和な流れになっていたのが、一旦昔のスタイルに戻った感じ。

上沼恵美子さんとオール巨人師匠の年長審査員が、「錦鯉」以外の「オズワルド」「インディアンス」に投票したのは、どちらかと言えば、新しい感覚だったと思う。

だから賞金を渡す時に、「ごめんね」なんて言わなくていいと思うよ。

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